trail

そのままです

1/14 雑記

新年が始まってから何もせず2週間を終えた男のお気持ち表明。

・映画を見た話

ここ最近映画を見てなかったけれど、シンプルに見たすぎたゴジラ-1.0と、 大学の講義で扱うので見ろと言われた心が叫びたがってるんだを見ました

余裕でネタバレします

感想

・心が叫びたがってるんだ

特徴が凸凹した高校生が、少しはぶつかりながらも一つの目標に向かって進む青春アニメ映画って感じ。

主人公が過去のトラウマから喋れなくなっちゃってて、それを軸に物語が展開していくやつ。

それぞれのキャラも立ってたし、普通に面白かった。主人公も可愛かったし。

ただ、俺が社不側の人間なので主人公の行動がちょこちょこ心に刺さって苦しくなったけど。

あと、主人公が好きになる格好いい坂上という男の子がシンプルに万能すぎて羨ましいなと思った。

ピアノ弾けて見た目格好よくて、優しくて正義感もあるとかそりゃモテるわなという感じで、友達にいても寧ろ嫉妬とかが湧かないタイプな気がする。この手の人は割と誰にでも人当たり良くて憎めない人たらし。

その優しく接してくれた坂上を主人公の成瀬は好きになるけど、そんな主人公には釣り合う人がいて振られちゃうってのもなんか現実思考であり良い一方、人間ドラマだなと感じた。結局最後にそこそこハッピーエンドになるんだけど。

見てて青春系の作品は勿論面白いんだけど、自分が歩んできた人生があまりにもかけ離れていて、見てて辛くなる・・・。

何というか、普段あまり目を向けていない自分が社会不適合である現実を突きつけられている感覚がそこそこあって、見た後に俺はこんな人生は歩まないし歩めないんだなと思うと、心が沈む。存在意義を揺るがされている。

ゴジラ-1.0

絶賛する言葉を書こうと思ってたけどAtcoderに合間で参加して疲れてしまったのとこれ書いててメンタルが悪くなったのでまた後で書きます。

迫力と音楽はマジで凄まじい。初めてもう一回見ようか検討してる映画です。

12/18 銀のライター

男はふと目を覚すと、昏く、凍てつく様に寒い冬の森に居た。

居たという表現が、もし意思を持ってその場所に存在する事ならば間違った表現になるが、それでもそうとしか表せなかった。

草臥れたトレンチコートのポケットからもう5、6年は使い込んだ携帯を取り出し、時間を見ると、真夜中の三時を回っていた。

左上には圏外と表示されており、もう都会に住んでからは幾分見なくなっていたその表示に少し寒気がした。

男は生まれは東北の郊外だった為、割りかし寒さには自信があったが、それでも震える様な冬の寒さだった。

ここに留まっていても埒が開かない。

男は少し息を吐いてから立ち上がり、携帯の光を頼りに立ち上がり、ふらふらと歩き始めた。

しかし、歩き始めて直ぐに左の足首に鋭い痛みが走り顔を歪めると共に、会社の飲み会の帰りに転倒し、捻っていた事を思い出した。

男は軽く舌打ちをして、左足を庇う様にしてまた歩き始めた。

シャクシャクと軽く小気味良い音を立てる霜柱を踏みながら足を進めながら、何故この様な森の奥に自分がいるのかと考える。

確か、足を現に捻っているのだから、会社の人間と酒を煽っていたのは少し前なのだろう。

男は真面目一辺倒であり、酒を飲むのは会社の相手から誘われた時だけは仕方なく、というスタンスであったから、思考が上手くままならない今でも、一人で飲んで酔った挙句この森に迷い込んだ、という訳はあり得ないと断言できた。

そうとなれば、恐らく飲ませてきたのは酒に強く、部下をいつも誘っている係長なのだろうという事も男の頭に浮かんできた。

男は30後半であり、比較的社内では手間の良い方だったが、人付き合いが苦手で寡黙な為、出世ルートからは外れていた。

その反対とも言える男がその係長であり、自分は仕事ができる方ではなくとも、仕事を小狡く人へと回しては手柄を主張し、気づけば30前半で社長に気に入られ係長に今年の4月に上り詰めた、狸の様な大男だった。

普段から飲み会に誘ってくる事も、酒好きではない男にとっては忌々しかったが、今この森に居る事も、無理に飲まされた事が原因かもしれないのだと少しでも思うと、あの髭を伸ばした顔に腹が立って仕方がなかった。

遠くにいる、いや、そもそも遠くか近くかすら、森の場所が見当もつかないので分からないが、男は係長への悪態をつきながら暫く足を進めた。

段々と手が悴み、感覚が薄れ、少し意識が朦朧となってきた所で、小さく水音が聞こえる。

微かに水がせせらぐ柔らかな音は、先程まで酒に酔っていた男に喉の渇きを訴えた。

目的のない放浪をしていた男の頭は目的を、体は必要な水分を求めていた。

即座に決断をするまでもなく足は水音の方角に向いた。

浮かされる様にして小さな崖を降り、木々を掻き分けて進むと、案外早く湖にたどり着いた。

湖と呼ぶにしては小さいが、水溜まりと表すには大きいそれは、月明かりに照らされて キラキラと光り、横に聳え立つ、一際大きい檜に護られている様に感じられた。

左足を庇う様にしてしゃがみ、悴んだ手で水を掬って飲むと、男は生命が、自分自身の奥底が満たされる様な充足感を覚えると共に、どこか懐かしい、幼い頃にも同じ様な事をしていた様な懐かしい感覚に襲われた。

思い出せばまだ十にもならない頃に、祖父と一緒に探検に出かけた事が何度もあった。

冬にも出かけ、雪だるまを作った事もあれば、ソリに夢中になり、身体中が霜焼けになってしまった事もあった。

そんな事を思い出し、男は此の森に辿り着いてから初めて笑った。

最後に笑ったのはいつだっただろうか。

30を超え、仕事がルーチン・ワークと化した辺りから、親しい友人も居なければ、恋人もいない男にとって、単調な日々は毒となり、彼という人間を蝕んでいた。

唯一心を許せる家族は東北に未だ住んでおり、彼の心の大切な支えだった祖父と祖母は昨年他界した。

いつも祖父の世話が大変だと笑いながらぼやいていた祖母も、祖父が逝ってから100日も経たずに亡くなった。

殆ど同時に二人の肉親を失った母親のショックが大きく、母親を慰めるので手一杯で男はその時は悲しむことさえ許されなかった。

父は寡黙で、母を慰める様なことはしないし、唯一の兄弟である姉は、男が高校に通い始めた頃、東京へと飛び出して以来、一度も帰っていなかった。

ふとそんな事を思い出すと、穏やかだった祖父母の顔がぼんやりと頭に浮かび、漸く男にもう会う事ができないのだ、と現実を告げた。

肌寒い風が、余計に東北を駆け回った幼少期を頭に呼び起こし、自然と涙が溢れた。

人に溢れ、我を忘れて休む時間を与えない現代社会に適応していた男にとって、皮肉にも、止まっていた時間を動かしたのは此の薄暗い森であった。

幾度か深く息を吸い、吐いてを繰り返して、彼は直ぐ様右のポケットに手を突っ込み、手慣れた仕草で煙草の箱を取り出した。

この手慣れた仕草こそが、生真面目な彼がこの世を渡り歩いてきた証であった。

彼が煙草に手を出したのは、24の年の暮れ、此れもまた冷え込む日に、若手に振られるあまりの残業の多さから、ふと気を紛らわせようと始めてしまった。

彼の母は嫌煙家であり、彼に煙草には手を出すな、と口を酸っぱくして言ったものだが、試しにと1本吸うと、荒んでいた彼にとって、苦しい時間を燻らせ、煙と一緒に吐き出せてしまう此の便利な品物は手放せない体の一部になってしまった。

煙草の箱を開けて覗くと丁度最後の一本だった。

その一本の煙草を取り出そうとすると、どこか手に違和感を感じた。

表面に、紙らしくはないつるつるとしたセロハンテープの様な感覚を手に覚えたのだ。

取り出して、携帯のライトで照らすとやはり煙草ではなく、セロハンテープで巻かれていた。

小さい紙を窮屈に丸めて、セロハンテープで留めた様に見える「それ」を眺めた途端、男に一筋の記憶が戻った。

「思い出したか」

突然、地鳴りの様な低い声が男に語りかけた。

「お前が此処に、どうしてやって来たかを」

誰とも分からない、聞いた事のない低い声だったが、男にはどうにも名を尋ねる気にはなれなかった。

まるであの大きな檜に語りかけられている様にすら感じた。

「判っているだろう」

男は此処に来た経緯を思い出した。

丸められたその紙は、短く纏められた男の遺書であった。

大切な祖父母を失い、心の支えを失った彼は、自らの将来に希望を見出せず、此の森に紛れ込んだのだった。

短い遺書には、彼の使わずに溜め込んだ金は両親に渡し、葬式も墓もできるだけ安く済ませて欲しいとしか書かれていなかった。

「お前はお前の生を此処で果たそうとして此の森に入り込んだのだ。その臆病な自尊心と共に」

しかし、男は決して此の社会の犠牲者でもなければ、謙虚な人間でもなかった。

彼という人間が、此の選択に至った最たる理由は、増長したプライドであった。

小、中学生時代から運動もからっきしで、人付き合いも苦手、本を教室の端で読む事が唯一の安らぎであった彼にとって、人に抜きん出る事のできる数少ないものこそが勉強であった。

彼にとって、母に褒められ、寡黙な父からも認められる勉強は、彼の得意な事から、彼の一大アイデンティティになり、大学に入る頃には遂に彼そのものへと変貌を遂げていた。

しかし、上京し入学した大学で待ち構えていた天才に鼻を折られ、挫折を味わった彼は、彼そのものを否定された様な苦しみに苛まれながら昨日までを生きていたのだった。

自分より優秀な人間がそこら中にいた事も、あの若い係長に出世を越された事も、全てが彼にとって責苦となっていた。

「故に、私がお前の望み通りにしてやろう。此の森で一度眠れば、お前の体は少しずつ溶け、森の養分となり、お前は森の一部になるのだ。そうすれば、もう二度と争って苦しむ事も、醜い自尊心を捨てきれず悩む夜も来ない」

既にその声を聞きながら、男の体は言う事を聞かなくなり始めていた。

水を飲んだ事で体の深部が冷え、低体温症になっていた。

「さあ、そのまま横たわるのだ」

足が痙攣し、その勢いで横たわると、不思議と冷たい筈なのに暖かい様な感覚に陥った。

このまま眠って事切れるのも悪くない。

もう、苦しみながらする報われない努力も、自分自身の醜悪さへの嫌悪感も、望まずとも心を締め付ける嫉妬もしないで済む。

これまでより、よっぽど純粋で、澄んだ心で生きていけるのではないか。

そう思いながら目を瞑ると、これが走馬灯というのだろうか、家族や東北の数少ない友人の顔が浮かんだ。

もう随分会えていない姉は今どこで何をしているのだろうか。

父と母は自分が死んだと知って悲しんでくれるのだろうか。

家族に思いを馳せた後、次に浮かんだのは友人Tであった。

高校時代、右手で数えられる程の人としか話さなかった、自分の会話の大部分はこのTという男相手であった。

同級生で唯一本について詳しく、話し相手となってくれていたTと偶に本屋を巡るのを密かに楽しみにしていた事も、今になって情景が帰って来た。

男が高三の秋、上京すると宣言して唯一悲しんでくれた友人もTだった。

もう少し悲しむ人間がいる筈と思っていた男はその当時はショックを受け、気づけなかったが、Tが悲しんでくれる事がどれだけ有り難い事だったのだろうと今になり男は気がついた。

そんなTが最後に会った卒業式の別れ際に餞別として渡してくれたのは銀でできた、高校生の贈り物には少々高いライターだった。

男が将来煙草を吸う気はないぞ、と言うと、Tはそれでもそれを見て偶に自分を思い出してくれ、と笑っていた。

そう言えば、あの別れた日も此のトレンチコートを羽織っていた覚えがある。

もう殆ど動かない手でポケットの奥を探ると、硬い感触が確かにあった。

あの日に貰ったライターが、そのままで残されていた。

なんとか力を振り絞ってポケットから取り出し、蓋を開けてホイールを回すと、明るい小さな火が灯った。

小さく、揺れながら、消えそうになりながらも灯る火を見て、男は久方振りに、生きたいと心から自分が願うのを感じた。

そして、男はそうするべきであった事を知っていたかの様に、ライターをトレンチコートに当てた。

炎は徐々に大きくなり、広がり、男を飲み込み、煌々と燃え盛った。

燃え盛る中で、男は身体中が焼ける貫く様な痛みを感じながら、ゆったりと目を閉じた。




男が目を開けると、目の前には古びたバス停があり、男は錆びたベンチに腰掛けていた。

辺りを見渡しても、あの檜も、湖も、凍える寒さもなく、少しずつ朝日が昇り始めていた。

男は一度深く息を吐いてから吸い、冷たい朝を感じながら、ポケットを漁る。

ポケットの中には、煙草は入っていない煙草の箱と、銀のライターが確かにそこにあった。

暫く不思議そうに眺めた後、男は銀のライターで煙草の箱に火をつけて、道路脇に置いた。

そして、携帯を取り出して、携帯の連絡帳を漁り始める。

人生とは数奇なものだ。此のトレンチコートを着ていた事も、現実かわからない体験も、あの薄暗い森も。

しかし、何が起ころうと、男にとって、次にする事はもう決まっていた。

銀のライターを握り、幾つか連絡を取る男は、漸く憑き物が取れた様な、失くしたものが見つかった様な、そんな朗らかな表情を見せた。

朝一番のバスに乗り込み、窓から見える朝日は、何かを祝福するかの様に、暖かく森を見守っていた。

11/5 雑記 近況 金閣寺

前述の通り金閣寺に触れます。

自分で読む気のある人は読むことをお勧めしませんし、例によって雑記なのでかなり悪い思想が入ります。 (書きながら追記:人格に対する言及等をしているかもしれませんが、基本的に文中の人間かこれを書いている自分に対するものです。人を傷つける意図は全くありません。)

まずあらすじを交えた言葉を書きます。

単刀直入に言ってしまえば、溝口に自分の影を重ねながら読んだ感じがしました。

生きてきた環境、人格によるでしょうが、もしかしたら誰しもが一度は感じる異常性を繊細に描いた本なのかもしれません。

これがベストセラーになっている事から察するのであれば。

きっと人に対して劣等感を感じやすい人間、人に虐まれた、人に裏切られた人間は何処か捻くれて同じ様な思考を持っている感じがします。(これは自分が同タイプだから勝手に肩を組んでいる様な気もしますが)

また、溝口は自分の底に座る劣等感が人格のベースになっているタイプでもあると思います。 これが正直に書くと非常に味わい深い。ここが自分の今回の文の主題になってきます。

取り上げるテーマとして、1にまず有為子との一件。

一応書いておくと有為子は主人公の溝口の近所に住んでいた美しい娘です。

ルックスが良くもなく、口下手な溝口は残酷にも客観的に見れば「誰からも好意を寄せられる対象に見えない人」な訳ですが、自分は本当は魅力のある人間だと思い込む溝口。

確か夜に自転車で有為子に会いにいったけれど、軽くいなされるどころか馬鹿にされてしまうんですよね(うろ覚え)。

ここで、有為子に対して惹かれていた感情が裏返り黒い感情になる。

この過程が、当に相互的な愛を経験していなかった障害と言っていいものの弊害だと思います。

自分が気持ちを寄せていた事に対しての見返りのなさへのもどかしさ、苛立ち。

人間の現実的な醜さを感じます。(僕はいい意味で書いています)

そして、この後、有為子が軍から脱走した恋人と逃げようとするわけですが、 ここで脱走の手助けと軍への裏切り行為をした有為子は自分のものになるはずだと溝口は考えながら有為子と脱走した海兵を野次馬と一緒に追いかけるのですが、この思考回路もかなりリアルだと思います。

やはり客観的に見たらあり得ない。現実には必ずなり得ない世界線

それを都合よく現実を歪曲させ解釈してしまう脳の構造は、自分を守る為にあるのでしょうか。

また、「この有為子が悪い行動を取った事で有為子は遂に自分の手に入る」という思考も、劣等感に苛まれている影を感じます。

この後の長い溝口が金閣を燃やすまでの時間に、度々様々な所で人と有為子を重ねて見ている所も、未練がましく、弱い人間らしくて好感が持てます。

弱くどうしようもない人間は、当時は行動を取る勇気もないのに、人の好意だけを望んで、妄想がいつからか現実と混ざって見分けがつかなくなって、取り返しがつかなくなってからも未練に取り憑かれてしまうのではないでしょうか。

2,鶴川周りの話

ここも印象深い。というより、やはり書きやすいのは人間周りです。

人間周りではなく、美の概念についての談義ができる人間はどれだけ賢いのだろうかと思い知らされます。

さて、鶴川という人物ですが、簡潔に言えば、溝口から見ると清廉でカラッとしていて、自分という人間と現実を繋いでくれる太陽の様な人物です(そんな感じの言及だったはず)

要するに、内気で暗めな溝口に対しても話しかけてくれる明るい子だったのですが、溝口と一緒に大学に入って少しすると、突然事故で亡くなってしまいます。

この事は、溝口にとって途轍もなく大きな事件であり、かつ外界と繋がっていた鎖が一本切れてしまった様なものです。

これも一つのきっかけとなって、溝口は更に自分の内的世界に引き込まれていく(自分にはそう見えた)のですが、これもまた味わい深い出来事です。

溝口という人間は自分の暗い面を覆おうとはしていない為(というか吃音が原因で覆いようがない)、なかなか人は近づいてきません。

しかも父は他界して、母は浮気をしていた上に、息子を金閣寺の住職にすることだけに躍起で純粋な愛とはかけ離れていて、老師も信頼を置けない。

唯一ある程度は純粋な信頼を置いていた鶴川。

その友の死が、当時の溝口にとって意識をしていなくとも、頭のどこかで作用している。

そんな感覚だったのではないかと想像すると、妙に現実じみた感情が心を襲います。

3,有名な言葉

「美は…美的なものはもう僕にとっては怨敵なんだ。」

この台詞。

この金閣寺という本を読んでいて、思わず少しにやついてしまった所です。

これまでの肝心な時に金閣が現れてしまう経験等をひっくるめての言葉でしょうが、この言葉自体が割と好きです。

全くこの本の解釈とは異なってしまうかもしれませんが、美を愛そうとしても自分と釣り合わない事が重くのしかかるから、最早好むどころか敵対する存在であると認識するしかないという意味合いだったとしても好きです。

結局私は自己否定に苦しんでいる人間が好きなだけかもしれません。

・読んだ後のお気持ち

元々ここ最近何もしていないから、せめて色んな考え方を吸収しようとしたら更に思想を強める様な本を読んでしまいました。

この前にSidney Sheldonの「ゲームの達人」も読んでいた(いまだに後半の途中だけど)のですが、やはり一般的な本と文学的な本ではかなり違いますね。当たり前だけど。

ゲームの達人は単純なワクワク感、どうなるんだろうな〜で読んでいた感じだったけど、

金閣寺は淡々と溝口の足跡を辿り、心の黒い部分を吸いながら読んでいる感じでちょっと読むのが大変でした。

だからやっぱり文学作品をパラパラ読んでく人、すげ〜と思います。尊敬。

後はここだけに書いて発散しておきますが、やっぱり僕は人間の負の感情の方が居心地がいいのかな、と自分を理解し直せた気がします。

分かる人は共感してくれると思うのですが、過去の後悔に縛られてもう前へとは行き辛い時があります。

考えても仕方がないけれど、思考の根底が負に犯されていると感じる時があります。

それでも、最後に金閣を焼いた溝口と同じ様に、もし何かしらを行動に移した後は一時的でも生きようと思えるのが人間なのかな、と思います。目標があるときはそう思うし。

取り敢えずまた適当に本を読みつつ時間を過ごして目標(取り敢えずはプログラミングと英語かな?)を探します。

ここまで書き上げてから思ったけど、でももし有為子が血迷って溝口を受け入れてたら溝口は暗い道を歩まなかったかもしれないし、勿論金閣だって焼かなかったかもしれませんね。

人間って小難しいことを語る割に単純で嫌ですね。

俺も可愛くて読書好きの娘からおすすめの本聞いて読むだけの生活してたらこんな捻れ切った人間じゃなかったかもしれませんね。ここまで単純だと不思議なものです。

色々書いて結局3000文字くらい書いたみたい、しかも2時間くらいかかってますね。

もう遅いんで黙ってugly duckling聴きながら寝ます。おやすみなさい

11/4 近況

今週はabcに出る気がありません(最近競プロが弱いため)

今日は東日本実業団駅伝を見ました、面白かった(応援したところがみんないい成績で嬉しかった)

後はmathmatics monsterの概要欄に引用された『人生の最期になって、神の前に立つとき、ひとかけの才能も残っておらず、こう言えるといいのですが。「あなたからいただいたものは全て使い果たしました。」』という言葉がいいなと思いました

自分も人に勝てる強さを持てる様になりたい

そのうちここ最近で溜めた負の感情と思考、金閣寺の感想をまとめて書き留めたいなと思っています、よろしくおねがいします

~10/29

毎日書くのが面倒だったのでまとめて土曜か日曜に書くことにしました。

なので今日書きます。

ドラマニ紫になった。

これは素直に嬉しいです。 今年中の目標にしていたので達成できて良き。 あと安めではあるけどついにマイスティックに手を出しました。 明日試しに使ってみたいところ。

金閣寺、読み終わった

なんとか読破したけどシンプルに個人的には難しいなと感じました。 まだ子供だったのかもしれない。 劣等感の抱き方、そこから派生する願望とか美への捉え方とかは共感しうる部分もありつつ、読んでいて少し読むのが苦しい瞬間もありました。 正直金閣寺を読み、噛み砕いて咀嚼し理解するには知性も自分との対話も足りなさそうです。

・ベクトル解析、苦しい。 ただただ苦しい。数学が得意なはずだったのに

このぐらいです。今週の競プロは負けて3週間連続で冷えてます。 シンプルに難しい問題を解く力以前に実装が素早くできなくなってる感じがするので来週の土曜までは空き時間をある程度注ぎ込んで手を動かそうと思います。 後英語の練習もしたいし、体も動かしたいし色々やりたい事があるけど時間が足りない(熱力学も放置してしまっている)

10/26

大学に行った。大学が長かった。 1限に間に合った。

 

一応ちょっとだけ競プロした。

 

シンプルに忙しくて2日目なのに書く時間がなかった。

 

明日は競プロをもう少ししたい。後英語。

10/25

競プロは別のとこに書くことにしたので、ここには近況を出来るだけありのままに書きます

自分が最近怠惰に陥っていたのでそれを晒す様にして辱めようというわけです。(?)

近況 ・自分、ご飯屋さんの開拓を全くしてないな、と思ったのでそこら辺にあった油そば屋に入った。あまりこの手の麺系のお店に普段行かないのでちょっと緊張してたら、唐突に「紙エプロンいる?」と店員に言われて咄嗟に頷く。 自分以外に誰もつけていないのでちょっと恥ずかしかった。

ギタドラをした。紫になった。昔できなかったじょいふるができる様になってて嬉しい。

・プログラム書いてない。やばい

・ugly ducklingがすごく好き。マスターやりたい 肥塚さんの曲を漁るけど同じ感じの曲調は少なそうで残念(他の曲も別方向だがよかった)

・大学生だから読もうという事で適当に金閣寺と門とそれからを借りてきた(三四郎は読んでいる、それも今年なのでまだある程度頭にある) 金閣寺を読み始めたけど、なかなか表現し辛いものがある。 多分人に対する劣等感が何処か精神の根幹に刺さりっぱなしの人間が陥る思考がある気がする。 正直に書いて終えば、そう思う気持ちもあるよな、という様な共感を感じる部分もあるし、読み終わってから改めてまとめたいところ。

・4~6月の記録を見返すと大分メンタルきてたな、という感じ。 やっぱり自分の根幹は大人数の人間があまり好きではないという事を実感する・・・

とりあえずこのぐらい書いて明日から忘れなければなんか書きます